各党の政策まとめと併せて見るべき。立候補者のホームページを見る上で大切な視点
オバマ大統領がABテストを用いて有権者に対して効果的なホームページをテストしたというのは有名な話です。
政治における支持と指名買いを同じものだとするならば、政治はマーケティングと同じ側面を持っていると言えます。企業がマーケティングのために持つホームページと同じく、各党や各候補者が持つホームページには、大事にしていることや主張が記述されています。
各党の政策を見るだけでなく、候補者がどういった政治を行うのかを確認するツールとしてホームページは適切です。
例えば東京都の候補者であればこのページにリンクがすべて貼られています。
参院選も近いので、各候補者のホームページを見る上で必要な視点を取り上げます。
- そのホームページはわかりやすいか
- そのホームページは操作がしやすいか
- そのホームページには分析ツールが使われているか
- そのホームページには様々なSNSへのリンクが貼られているか
- そのホームページにはわかりやすいところに問い合わせフォームがあるか
- まとめ:ホームページはポスターよりも個性が出る
そのホームページはわかりやすいか
当たり前のことですが、最も大事なことは主張やマニフェストがわかりやすいかどうかです。
がんばらないと読めないようなものであれば、そもそも検討することもできません。
そのホームページは操作がしやすいか
メニューの位置や操作方法はわかりやすくなっているでしょうか。
候補者の伝えたい内容はひとつのページで納まりきらないぐらいの量があるはずです。
また、有権者も重要視したい政策についてのポリシーを確認したいと思うはずです。
見たい情報に届くためにページが使いやすいかどうかは重要です。
そのホームページには分析ツールが使われているか
パソコンでページを見ているのであれば、Wappalizerというアドオンを使ってみましょう。
Wappalizerどういった技術を使ってホームページが作られているかがわかるツールです。
ここで重要なのはGoogle Analyticsなどの分析ツールが組み込まれているかどうかです。
分析ツールはユーザーがどういったコンテンツに反応しているかを判断するには必要不可欠になっているため、入っていなければ有権者との対話をできないといっても過言ではありません。
そのホームページには様々なSNSへのリンクが貼られているか
候補者にとっては政策はもちろんのこと、どこで演説をするなどの日々更新する情報も発信したいと思うはずです。そういった情報を更新するためにはSNSやブログが適しています。ホームページの中でSNSが見られるようになるウィジェットが入っているかどうかも判断材料にはなります。
そのホームページにはわかりやすいところに問い合わせフォームがあるか
有権者との対話をする場所は街頭のみではありません。SNSもそのひとつにはなりますが、問い合わせができるようになっているかは見ておいてよいでしょう。
まとめ:ホームページはポスターよりも個性が出る
候補者がどういった人間で何を推進したいのかは、おおよそ決まったかたちがあるポスターやSNSよりも自由度の高いホームページでこそ見ることができると思います。