元ソフトバンクの店員がソフトバンクの新プランにストレスを溜めている理由
今日の記者発表会は「ストレスフリー」をキーワードに始まった。
ユーザーのためになることを更に推進していくという。
その策が発表された「半額サポート+」だと言うのならあまりにひどい。
半額サポート+が発表された理由は総務省からのお達しだ。
要約するとこういうことになる。
「端末を安く提供するために通信プランと端末を抱き合わせて囲い込みをしている現状を是正するべきだ。」
なので、ソフトバンクはこう対応したのだ。
「端末を安く提供するための方法を端末の購入だけで完結するようにしました。」
「他の回線を使っているユーザーも同様に実質半額で端末を購入することができます。*1」
「ただし、購入から100日間はソフトバンク回線でしか使うことができません。」
これでは実質回線と抱き合わせのままである。
そのうえ、最低で毎月390円*24=約10000円がかかり、更に次もソフトバンクで購入しなければならない縛りのある24ヶ月50%のリース契約*2だ。
「お客様とために通信料金をシンプルにしました!」と言いながら端末の料金を複雑にしていくのは皮肉である。
以前撤廃した半額サポートのプログラム料金をまた復活させているところも「らしい」と言えるだろう。
一般消費者に対して十分な説明を行わず、社の利になることばかりを推進していく昨今のリクナビ問題に近い問題を抱えた商法に感じる。
こういったサービスの提供をする会社は消費者から見放されていってほしいと思う。
これはあくまで各社のブランドに対する希望だが、auはSIMフリーで縛りのない半額サポートを導入し、ドコモはこういった売り方を批判してほしい。
〜おまけ 今日の語録〜
「2年縛りを撤廃しました」→「お客様はおよそ2年で端末を変える」
「ソフトバンクは端末分離プランを先駆けて提供した」→「そもそも端末セットをやりたくなかったが、他の会社がプランの提供を始めてから3年経って仕方なく導入した」